番狂わせが面白い☆

予想外の事が起こる日々を楽しんでおります。ゆとり世代共働き1児(0歳)の母です。主に育児の記録、たまに趣味の宝塚感想など。

天は赤い河のほとり 千秋楽感想

今更ながら天は赤い河のほとりの感想を...

公演期間中に出産予定日だったので、あーこれは無理だなと思ってた所、千秋楽のライブビューイングなら旦那に預けて観に行けるかも‼
ってことでその日を楽しみに育児頑張りました。
なので千秋楽が初見。
原作も読んでおらずで、登場人物多い上に話の展開が早いといわれていた本作楽しめるかやや不安でした。
でもライブビューイングのお陰か、意外とストーリーに置いていかれることなく楽しめました!所々、台詞はないけどストーリーを動かしているところ(ウルヒが祭で兵士を操っている?所とか)をアップで映してくれるのとか、ありがたかったかも。

ま、ストーリーに置いていかれたとしても、真風さんカイルのカッコ良い気障台詞の数々にキュンキュンしてるだけで十分過ぎるほどお腹一杯でしたがね!!!!
オープニングで、おぉ真風さんが主役になってる存在感半端ねぇ!となってからの、お姫様抱っこやら壁ドンやらのオンパレード。はわわわわわ。
いやあの、カッコ良すぎやしませんかね?今までだって十分男らしくて素敵オーラ振り撒いていましたが、何なんですかこの色気駄々漏れ。
トップスターになるとレベルアップする魔法でもあるんですか??いや全ては真風さんの努力の賜物なのだと思いますが...。

そいえば最近、昔の星組公演を見ててふと思ったのですが、真風さんの男役としての仕草や立ち振舞いって、柚希礼音さんから受け継いだものが沢山あるなぁ、と。
でも違う魅力が出るのが面白い所ですよね。

それから星風まどかちゃん。
思っていたより自然に真風さんのヒロインになってる(驚)
元気でお転婆で、悪く言えば子供っぽいキャラが逆にカイルの余裕さを引き立てていて、でも終盤ではカイルと肩を並べて違和感が無い。
カイルとのデュエット曲すごい好き。
で、シトラスの風になった途端、ユーリとは全然違う可憐な声と雰囲気で出て来てまた凄い。凄い娘役さん。

芹香さんは、チャラムセス(笑)
もっと真風さんとの絡みも見たかった!
あと何と言ってもショーの銀橋ソロ。帽子の被り方最高です。

愛月さんはもっと出番欲しかったなぁ...
え、なんでユーリにイヤリングあげるの??とか
え、いつの間にカイルの味方に??とか
もっと出番があれば分かりやすいし、美味しいのに...なー。。。
擦れた感じや、カイルやラムセスには無い影のある男臭さがカッコ良い。
ルキーニやラスプーチンを熱演してきた愛月さんだからこそできる黒太子だったのではないかと思います。
悪役もっと見たいです。

それとネフェルティティは実のお姉さんだったのかしら?あの雰囲気だと義理の姉と禁断のちょめちょめみたいな匂いが...ま、原作読めよって話ですね。
ネフェルティティの過去も、彼女の回想ではなくマッティワザ目線で見たかったような。なんならスピンオフ作品やって欲しいくらい。

ザナンザの桜木さんは爽やか王子様オーラが眩しかったです。最期のシーンは王家に捧ぐ歌の新人公演を思いだしました。まどかちゃんとの地下牢のシーン泣けた...
あとアマポーラのソロも爽やか王子様オーラが眩しい!


ナキア皇太后とウルヒは、抑えた演技なのに存在感、悪役感が駄々漏れ。
そして美しい。「勝手にするが良い」の台詞とか、最後の「甘く花香る〜」の歌はぞくぞくしました。

二人の過去シーンは、過去だと気づくまでちょっと時間かかりました(笑)
少女時代の華妃まいあちゃんが可愛くて、ナキアだと最初理解できなかった(笑)華妃まいあちゃん、歌ってるときの表情とか可愛いかったー。

過去シーン無くても良いのでは?って気もしたけど、あった方がストーリーに説得力が出たのかな、と後から考えるようになりました。
一つは、悪役も人間であるということ。
お伽噺の悪役のように、悪の象徴で、とにかく悪い事をしてヒーローに倒されて終わりではなく、
2人は2人なりに運命と戦ってきた人間なんですよね。
カイルとユーリがそういう面を認め、流罪に処したことで、ただの勧善懲悪なお伽噺じゃなくなったのかと思います。

もう一つは、ユーリとの比較。
愛する人(或いは故国)のため、という動機は同じながら、綺麗事では生きられなかったナキアやネフェルティティと、綺麗事を貫き通したユーリ。
そんなユーリだからカイルやラムセス、ザナンザにも愛される特別なヒロインになれたのかな、と。


全体を通しては、下村先生の楽曲が好きーですー!
オープニングのドキドキする盛上がり最高です。何度でも聴きたい。
中毒性ありまくりです。

あとは最初にも書きましたが真風さんカッコ良すぎる好きーですー!
BD届いたら毎日はわわわわわします。

以上、ざっくり感想でした。

次は劇場で観れると良いな