番狂わせが面白い☆

予想外の事が起こる日々を楽しんでおります。ゆとり世代共働き1児(0歳)の母です。主に育児の記録、たまに趣味の宝塚感想など。

祝千秋楽!はいからさんが通る感想

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宝塚再開第一作となったはいからさんが通るも遂に東京公演千秋楽!

長い長い休演期間の間、生徒さんもスタッフさんもどれだけの心痛を抱えているのだろうと、一ファンとしては気を揉んでいましたが、
それよりも舞台に立つ喜びに溢れたような空気にとても心踊りました。

千秋楽間近の先日、やっと観劇しましたので今更ながら感想をば。笑

全体感想

休演開け最初に生で観たのがサパだったので、あーこれ!これが宝塚だー!!と思ったのが最初の感想。(勿論サパはサパで素晴らしい作品)

明るくロマンチックなラブコメですよ!
カッコ良すぎる少尉と可愛すぎる紅緒がぎこちなく近づいたり離れたりしてたらもうお砂糖が口から出てきてしまいそうですよ!

ストーリーも元々知ってて最後は大団円のハッピーエンドで終わる明るいお話にほっこりニマニマするかと思ったら1幕終わりで何か涙が流れ、クライマックスで涙腺決壊してしまいました。
いや何か予想外。
楽しいおもちゃのドタバタ劇かと思ったら大号泣させられるトイストーリー3的な体験でした。


何せ主演の2人のビジュアルとお芝居が夢々し過ぎる...!!
声や立ち振舞いがとても洗練されている上に自然なので、2人に共感してぐいぐいストーリーに引きずりこんできます。
本当にお互いの長所が一致している良いコンビだと思います。

それ以外の面々も原作の雰囲気に忠実に、色鮮やかな大正ロマンの世界観を体現されていて素敵でした。

柚香光さん

ビジュアルもさることながらお芝居が...!お芝居が少尉...!!(語彙力ないけど伝われ!)
キュンとした場面が片手では数えきれません。

破天荒な紅緒を優しく見守るメインだった1幕から、紅緒のために必死に走り回ったり敵意剥き出しになったりする2幕、善きかな...(語彙力)

何より宝塚全体の公演再開の重責を担って、歴代のトップスターさんの誰も経験したことないようなプレッシャーがあったことと思いますが、見事にお披露目公演を完遂された事、本当におめでとうございます。

華優希さん

ビジュアルもさることながら、声や仕草が全部可愛い...!
もんぺ着ててもふくれっ面してても可愛い。しかも漫画の紅緒のイメージそのまま。
ポーの一族のメリーベルといい、ヒロインのオーラはもう天性のものなんでしょうかね。

瀬戸かずやさん

ギャグキャラもイケボでこなす芸の幅広さよ
花婿の衣装で「幸せにしてやりな」は切ないやら良い男過ぎるやら...

華雅りりかさん

原作のイメージまんまのラリサでした。
お人形のように物静かで上品で儚げで。
ストーリー上恋の障壁となる立ち位置になるので、難しいだろうなと思うんですが、
自分のしていることに罪の意識はありながらも忍にすがってしまう弱さや、忍の幸せを心から願う優しさが滲み出てていて、憎めないキャラになっていました。

音くり寿さん

歌うっま!エトワールの高音びっくりしました。
はいからさんがと↑お→る、というメロディでも全然問題なさそうなところをと↑お↑る、と音階上げてきてびっくりでした。
2幕冒頭もモダンガールの生きざまを軽やかに生き生きと歌い上げていて、もう好きー!となりました。
忍に失恋する浅草や園遊会の場面でもあまり湿っぽくないお芝居だったのも好感。環はさっぱりとした前向きな女性ですし、彼女が湿っぽいと作品全体も湿っぽくドロドロした恋愛ドラマになってしまいかねないので、程よい失恋具合(?)だなぁと感じました。

永久輝せあさん

着物姿かっこよ!パリっとした着こなし、腰を落とした男らしい所作はやはり雪組ならではのものなんでしょうか。
原作よりもかーなーりイケメンに改変されていますが、猫背気味に足早に歩く感じや、せわしなく頭をガシガシ掻く当たりにちょっと偏屈な作家感が滲み出ていました。

聖乃あすかさん

女性が演じているのに男の娘に見える不思議。。
紅と環と100期トリオの並びが良かったです。
あと2幕冒頭で女性陣のグループの方に混じっていて「そっちなんかい笑」ってちょっとフフッとなりました。


書ききれなかったのですが、登場人物が皆明るく前向きで生き生きとした舞台で夢を見させていただきました。



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