オーシャンズ11感想
いつも東京で観劇しているちゃとらしですが、今回のオーシャンズ11はチケ難必至。観られないかもしれないうぅ...
でも幼児を置いて遠征はしたくない...
と頭を抱えていたところ、夫が「じゃあ皆で一緒に兵庫行く?」とありがたいありがたい提案をしてくれて、遂に人生初の大劇場デビューを果たしました...!!
(子供は劇場の託児所)
夫は「まさか俺の人生で宝塚観るためだけに関西まで行く日が来るとはねぇ...」
と言いながら一緒に楽しんでくれて、ありがたいの極みです。
東京は建物の中が宝塚ワールドという感じですが、大劇場の方はもうエリア全体が宝塚ワールドで、
阪急の駅に着いた瞬間からはわわわわわ(* ゚Д゚*)でした。
観劇のご婦人方の流れに乗って道に迷うこともなく。
オーシャンズ11は宙男達のイケメンスーツ姿に酔いつつ、まかまどに盛大に萌え、たくさん笑って楽しい気分で劇場を後にできる素敵な舞台でした。
- 大人の男性の余裕と哀愁と一途な恋心、なダニー
- 若き歌姫テスがありのままの自分を見せられる場所
- コメディエンヌとしてのセンスの良さが光りまくりのチャラスティー☆
- コテコテの悪役っぷりが憎めないベネディクト
- 最強の女王ダイアナ
- スタイリッシュさが際立つフランク
- 自然体なイケメンバシャー
- こじらせイケメンライナス
- はっちゃけリビングストン
大人の男性の余裕と哀愁と一途な恋心、なダニー
初演の星組公演で、ヘタレなライナスを好演(褒めてます)した真風さんがまぁー立派な大人の男になっちゃって...
とファン歴数年の私が映像で初演を見ただけでそう思ってしまうのですから、当時から真風さんを知る人の感慨の深さはひとしおでしょう。
ライナスに「男にしてやるよ」と言う誘い文句の謎の説得力。
過去の真風さんと比べると、どこか肩の力の抜けたような印象を受けました。
最初はちょっと違和感があったのですが、それが大人の男性の余裕であり、嘘を見抜かれない詐欺師の佇まいであると感じられました。
そしてテスには弱い笑
テスが何を言っても怒らず、俺は愛してるから、とかわしながらテスの気持ちが戻るのを待つ。
あそこまで余裕があるような大人の男性だとズルい部分も色々あるものですが、ダニーは一途で我慢強いよなぁと思います。
それだけにベネディクトとテスがいちゃいちゃ会話している時の哀愁たるや...
テス... そんなにカッコいい上に貴女にベタ惚れな旦那様を置いてどこへ行こうというのかね...
愛した日々に偽りはないと歌う姿も、
君だけは俺の愛の全てなんだーーー!!!
と気持ちをぶつけるというよりは、どこか独り言のようで、
テスの気持ちに寄り添い、静かに、でも強く気持ちを伝える真風ダニーのスタンスが表れていたような気がします。
うん、大人。
それから言うまでもなくスーツをバシッと着こなすカッコ良さな!!!
開襟!脚長!ほんとに長!
夫の感想「歴代ダニーの中で一番腕っぷしが強そう」
若き歌姫テスがありのままの自分を見せられる場所
夫の感想「テスがやっと歌姫」
ポスターを見た時は誰この気の強そうないい女?!と思ったのですが、舞台の上では流石にまどかちゃんでした笑
登場シーンから安定した可憐な歌声。
インタビューに恥らいながら答える様子も可愛いらしく... と思っていたらダニーと再会するなり態度豹変。
でも本来はダニーやラスティに見せている顔が素のテスなんだろうなと思いました。
好きじゃないのに(夫だけど)この人の前ではありのままの自分でいられる、そんな自分を受け入れてくれる...
なんて少女漫画やドラマの王道じゃないですか?!
まどかちゃんとしての素はベネディクトの部屋を訪ねたあたりなんでしょうけども。アドリブのリアクション...かわいい...
ダニーとは年の差夫婦感がありました。
社会人の彼氏と付き合って、大学を出てすぐ結婚したのかな?という感じ。
女子大生時代を夢白さんが演じていましたが、見た目的にはどうしてもまどかちゃんの方が女子大生っぽいわ!と突っ込みたくなります。
夢白さんも綺麗で華があって良いんですけどね。
ていうかフィナーレのデュエダンな!!!!
なんだあれもう。
派手なリフトなどはないものの、完全に二人のラブラブワールド。
まどかちゃんの「私の旦那様素敵でしょ(ドヤッ」と言わんばかりの満面の笑顔
はい、素敵です。カッコよくて包容力あって色気もダダ漏れで大変素敵でございます。
真風さんは大人っぽく、まどかちゃんは少女らしくと、持ち味のだいぶ異なるコンビですが、なんかこれはこれでスゴく良い。
コメディエンヌとしてのセンスの良さが光りまくりのチャラスティー☆
色々書きたいことはあるのですが、
まぁ最初に書くべきは笑いを取るシーンでの演技の巧さでしょう。
虎の敷物やリビングストンの勧誘などなど、などなど、数々の場面で実に軽妙な演技で客席を湧かせていました。
あとアドリブシーンもTwitterを見るところ、バリエーション豊富でただただその才能に敬服。
やっぱり関西人だから... ?
それからチャラい笑
ポーラとの距離が近い笑
ダニーとは違う方向性のイケメンです。
違うタイプのトップさんと2番手さんが並ぶって、良いですよねぇ。
ダニーがシックな色味のスーツを着ているのに対し、ラスティはツヤツヤの紫のスーツ。あれが似合うのも凄い。
あと印象的だったのが歌唱指導でのセリ上がりの後ろ姿の美しさ。
どうでもいいけど、あの歌の歌詞の「テス」って言うのどうにかならんのかしら。
過去2回公演はベネディクト役の紅さん、望海さんがこの曲を歌われていて、ベネディクトがテスへの想いを歌うのはそんなに違和感ない。というかベネディクトも彼なりにテスを愛していたのかも... とちょっぴりしんみりできるのですが、ラスティがテス言うのは違和感。
かといってわざわざ「ポーラ」に置き換えるのも変だし、難しいですね。
夫の感想「ジャケット脱いだ時の線の細さがヤバい」
コテコテの悪役っぷりが憎めないベネディクト
夫の感想「思ったより良い。すごく良い!!」
私も夫と同じ感想です。
正直、爽やか王子様キャラの桜木さんには似合わないんじゃ... ましてや過去公演では紅さん望海さんが、腹黒さが魅力的(なんだその言い方)なベネディクトを好演されていたし、物足りなく見えてしまうのでは...と思っていたのですが、そんな心配は杞憂でした(*`▽´*)
型に嵌めたようなコテコテの悪役演技が結構迫力があり、でもどこか微笑ましくて憎めないテリーでした。
「夢を売る男」楽すぃー!
最強の女王ダイアナ
夫の感想「ダイアナ過去最高に強そう。」(褒めてます)
いやー実にパワフル。存在感ヤヴぁい。一目見ただけで伝わる悪女役感。
でもどこか愛嬌もあり、最後テリーに別れを告げて去っていく姿には拍手喝采です。
大変勝手ながら、純矢さんはずっと宝塚にいて、美穂さんのような存在になるのかと思っていました。というよりなって欲しい願望がありました。
確かな歌唱力と、宝塚では貴重な威厳のある女性を演じられる娘役さん。
あと美脚で、コメディ役も上手い。
今までの舞台沢山楽しませていただきました。
退団されてからのご活躍も楽しみであります。
(ゾフィーでもカルロッタでもヴァルトシュテッテン男爵夫人でもいいからやらないかな... )
スタイリッシュさが際立つフランク
夫の感想「はーカッコいいわー」
でしょう?カッコいいでしょう?
澄輝さんと言えば、ロイヤルという言葉に形容されるように、品が良く優しげな印象の男役さん。
それがここ1年くらいで急に男くささというか、凄みみたいなものが加わって、
フランクは正に彼女の集大成だと感じられました。
ディーラーとしての端正な立ち振舞い、黒塗りに長い黒髪というビジュアルで、過去最高にカッコいいと思います!
神々の土地の任官式での群舞の中で、誰よりもキレが良く美しい立ち振舞いをしていた場面が私は忘れられません。
自然体なイケメンバシャー
登場シーンの手品がマジシャンとして違和感のない蒼羽さん。
手品業界を干された過去を話すヤレヤレ感が自然体でありながら醸し出されるイケメンオーラ。
漫画とかドラマとかでいません?こういう雰囲気のイケメン。
偽ダニーの演技もコミカルで楽しそうでほっこりしました。
蒼羽さんといえば、男役スターさんには失礼かもしれませんが、王妃の館のオカマのくれよん役が印象的。
スタイルの良い美しい女性が演じているのに、オカマに見える不思議。
澄輝さん演じるマコちゃんとのハッピーエンドへの拍手喝采は、劇場が温かい雰囲気に包まれていて好きでした。
それからその時のショーでの牛役。
牛S?!なんじゃそりゃ?!と思ったのと、舞台で踊るカッコ良さのギャップがツボでした。
こじらせイケメンライナス
夫の感想「歴代ライナスの中で一番カッコ良い」
歴代ライナスの中で一番小柄ながら、一番カッコよく歌い踊る和希そらさん。
先輩方のライナスが「ヘタレ」ならば、和希ライナスは「こじらせ」。
凄い才能を持っているのに、どーせ俺なんて。とひねている少年のようでした。
ヘタレもこじらせもどっちも好き。
フィナーレではライナスがセンターの場面があるかと思っていたのですが...
彼女が96期だから、という理由だけでこれ以上スターの階段を登れないのなら、、とても勿体無いなぁと思います。。。
はっちゃけリビングストン
夫の感想「言われないと瑠風くんだって分からない... 」
はい。私も同じ感想ですが、褒めてます!
今まで瑠風さんはこんなにはっちゃけた役をやったことがないと思うのですが、今回とても良くはっちゃけていて、言われないと瑠風さんだと分からない笑
そのくらいはっちゃけた楽しいリビングストンでした。
特にラスティに勧誘される場面の芹香さんとのやり取り、めっちゃ笑えます。
まだまだ書き足りない事もあるのてすがとりあえずこの辺で!
間もなく始まる東京公演も楽しみ!
(1回観に行ける予定)
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