番狂わせが面白い☆

予想外の事が起こる日々を楽しんでおります。ゆとり世代共働き1児(0歳)の母です。主に育児の記録、たまに趣味の宝塚感想など。

エリザベートの楽曲の良さを語りたい

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ブログタイトルからもお察しなように、ミュージカルエリザベート大好きです。
エリザベートの何が好きかって7割くらいはミュージカルナンバーが好きです。

あとの3割は世界観とか衣装とか、出演者によって芝居が変わるところとか...

今は当日券並びに行くこともできない身で、今回の月エリザは観に行けないことがほぼ確定したので、ここでつらつらとエリザベート愛を書き出します。
悲しみ...。

印象的な歌で物語が進んでいく

プロローグから始まり、「私だけに」や「キッチュ」などなど耳に残る名曲のオンパレード。まるでディズニー映画のよう。
特に2幕はキッチュからドクトルゼーブルガーの場面までまでほぼ音楽鳴りっぱなし。歌い手もルキーニ、トート、エリザベート、フランツ、コーラスと声域も様々に歌い継がれ飽きない。
歌がそのままお芝居になりストーリーになる、まさに歌劇です。

逆に言えば音楽が無いのは、シシィが生きていけないと嘆く時などで、キャストの演技に観客の注意を惹き付けます。
あとルドルフが死ぬシーンもですね。


アンサンブル曲が好きすぎる

「私だけに」や「最後のダンス」のようなソロナンバーも好きですが、バートイシュルとか舞踏会のようなアンサンブル曲が好きです。
1人1人の声が聞こえてかつハーモニーが楽しめるので。

プロローグもほぼ全員で歌うからワクワクします。
シシィの母とフランツの母の「エリザベートのためにしたことよ。」で始まるソロ楽しい。皆良かれと思ってたのよね。

ウィーンのカフェはノリが良いし、下級生にもスポット当たるし。

ミルクも迫力あって好きです。
楽曲の裏拍っぽいリズムもそうだし、銀橋いっぱいに生徒さんが出てくる演出も生徒さん達のエネルギーがそのまま溢れ出てくるようで好き。
初めて舞台で観たときはそのシーンが一番ドキドキしたかも。

同じメロディが違う場面で出てくる

別にエリザベートに限らないですが、同じメロディが人を変え場面を変えまた出てくるってことは何らかの繋がりがあるんですよね。
その繋がりを辿りたくて何度も見返しちゃいます。


たまにトートとフランツが同じメロディ歌ってるのが憎いですよね。
フランツもシシィを愛してたのに報われない...
なのでフランツが素敵過ぎるとちょっとシシィ!皇帝陛下の言うことも聞いてあげて!振り向いてあげて!ってなります笑
嵐も怖くないと夜のボートも、フランツはほぼ同じメロディですが、シシィは違うメロディを歌うようになっているのも切ない哀しい。
フランツの気持ちはずーーーっと変わっていないのに、シシィの安らげる場所にはならず、気持ちが離れてしまったんですね。。。


それから「ママどこなの?」でルドルフが歌っていたメロディをルドルフの葬儀で歌うところ、そんなに泣くくらいなら構ってあげてよー!とも思っちゃいますがやっぱり泣けます。

出演者は大変だと思う

大変だと思う理由は2つあります。
1つは楽曲の多さと難易度。
もう1つは再演者で観客の耳が肥えていること。

楽曲、多いですよね。
他の演目と比べてみたりしたことないですが、台詞より曲が多いんじゃないかってくらい。

しかも結構難しい曲多いんじゃないかと。楽譜見たことないですけど。
例えばプロローグはソロがそれぞれ違う旋律を同時に歌ってるから、自分のパートを把握するのがまず大変そう。
バート・イシュルは変拍子だし、最後のダンスは宝塚にはあんまりないロックナンバーだし。

それに元々男性キャストにあてた歌なので男役はいつもに増して低い音が求められると思います。

ツェップスとか、ママどこなの?のトートの「友達さ〜」とか、女性が出すにはめちゃめちゃキーが低い。
本当にトート閣下は大変な大役だと思います。

もう1つの大変さは、再演が繰り返される人気演目だけに、音を外したらすぐバレますし、どうしても過去の公演と比較されてしまうということ。
歌だけじゃなく、お芝居やメイクや衣装も全て過去の公演と比較されますし、プレッシャーは生半可ではないと思います。

月組の皆さんも、どうか自分達のエリザベートに自信を持ってやりきっていただきたいです。

昔のベルばらもそうだったんでしょうか。初演から20年くらい経ったころっていうと1994年くらい?

というか最近ベルばらやらないですね。

トートに求める歌唱力

曲の数は多く難易度も高いトート閣下は勿論歌うまさんに演じてもらうのが良いのですが、何というか朗々とした声でビブラートたっぷりに歌われるのがあんまり好きじゃなくて。

でも宝塚のトップさんはバラードを歌い上げるような人がなる事が多いから、、難しいのかなー...。


タイプとしては彩輝直さんのようなハスキートート好きですし、
ウィーン版のようなシャウト系?も好き。
夫とは意見が割れるところです。


きっとこれからも何人ものトート閣下がお出ましになると思うので楽しみにしてようー!




あと、超個人的趣味なんですが、↓の表紙絵のような美しい真っ白トート見てみたいです。
月神の統べる森で

舞台だとのっぺりしちゃって難しいかな...?




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